診療案内

当院では眼科一般の診療に加え、白内障・緑内障検診も行っています。
また、涙道・日帰り白内障などの手術も可能です。

眼科一般Ophthalmology general

一般的な眼科診療を行っております。視力低下や近視、遠視、乱視、の他、目のかすみや充血、涙目、ドライアイ、眼精疲労、結膜炎など、目に関する不調を感じたらなんでもご相談ください。

眼科一般

主な治療内容

  • ドライアイ
  • 糖尿病・高血圧の眼底検査
  • 眼瞼炎
  • 結膜炎
  • 黄斑変性
  • 眼鏡・コンタクトレンズ処方
  • 目の健康相談
  • アレルギー
  • 眼外傷(打撲)
  • 網膜・硝子体疾患(ぶどう膜炎)
  • 神経性疾患(視神経炎)
  • 小児眼科一般(斜視・弱視)
  • 目の健康診断
  • 緑内障

白内障・緑内障検診Cataract, glaucoma screening

白内障とは、水晶体という目の中のレンズが濁ることにより視力が低下してしまう症状。緑内障とは眼圧の上昇等により視野が狭くなる症状です。いずれも早期発見・早期治療が必要な病気です。

白内障・緑内障検診

主な治療内容

  • 白内障
  • 緑内障
  • 後発白内障
  • 白内障手術
  • 各種レーザー手術

涙道手術Lacrimal surgery

涙道閉塞とは、涙を排出する管が詰まることにより、常に涙が溜まってしまったり、こぼれたりしてしまう症状です。
目薬では治療できないため、手術による閉塞部の開通を行います。

涙道手術

涙道手術について

涙道手術について

涙の排水路の詰まりを流す手術、それが涙道手術です。

涙は「涙腺」で作られます。その後、目の表面が乾かないように定量を供給したあと、目頭にある「涙点」→「涙小管」→「涙嚢」→「鼻涙管」と排出し、最後に鼻の奥へ流れていきます。この涙が流れる管全体のことを、「涙道」といいます。
この「涙道」がなんらかの原因で詰まることにより、涙が止まらなくなったり、目やにが出るなどの他、感染症のリスクも高くなってしまいます。
「涙道」の詰まりについて目薬で治すことはできません。なので、手術により「涙道」の詰まりを開き、涙が正常に流れるようにします。
手術は「涙嚢鼻腔吻合術」と、「涙嚢鼻腔吻合術」の2種類があり、どちらで手術するかは症状によって判断します。

涙管チューブ挿入術

涙管チューブ挿入術

涙道内視鏡という細い管を涙道に挿入し、涙道の詰まりの状態を確認。その後、詰まり部分を開きます。開いた後は、涙道へチューブを挿入し、詰まり部分をさらに広げます。
チューブは手術の約2ヵ月後に抜去するので、残ることはありません。

涙嚢鼻腔吻合術

涙嚢鼻腔吻合術

涙嚢・鼻腔間の薄い骨を一部取り除いて、新たに涙の通り道を作る手術です。
涙道が詰まったり、ふさがった状態が続いていると、癒着や炎症が起こっている場合があり、その際「涙管チューブ挿入術」が出来ないため、こちらの手術法を選択することになります。

白内障手術Cataract operation
日帰り手術可能

白内障による水晶体の濁りを取り、眼内レンズを挿入する手術です。局所麻酔下にて行う為、痛みはほとんどありません。また、傷口も約3mmと目立たないものです。日帰り手術で対応可能です。

白内障手術

白内障手術について

白内障手術について

白内障手術とは、濁った水晶体を取り除き、かわりに人工の眼内レンズを挿入する手術のことです。
人口の眼内レンズが水晶体の代わりになり、視力が回復します。
手術後は、日帰りとなります。
当クリニックはお休みできる施設もございますので、安心しておまかせください。
また、麻酔も眼のみの局所麻酔なので、手術時間も早ければ10~20分程度で終了します。

手術の流れ

眼球を切開したのち、濁った水晶体の前嚢を切り取ります。

水晶体の核と皮質を超音波でくだいたあと、取り出します。

水晶体の核があったところに、新たに眼内レンズを設置します。

眼瞼下垂(がんけんかすい)手術Ptosis surgery

眼瞼下垂とは、まぶたを引っ張り上げている筋肉が伸びてしまって弱くなり、充分に目が開かなくなる状態の事です。
まぶたの中にある「瞼板」に付着している、「眼瞼挙筋腱膜」という腱を縫い縮める事によって視界を開く手術を行います。

眼瞼下垂

手術の流れ

上まぶたの皮膚表面を、ラインにそって、2~3cm程度切開します。

瞼板に付いている眼瞼挙筋腱膜を探し出し、縫い縮めます。

左右のバランス、目の開き具合などを十分確認しながら縫合します。

糖尿病網膜症Diabetic retinopathy

 糖尿病を発症した際に、視力の低下・物がゆがんで見える・視界が暗くなる、ひどい状態になると視野全体がまったく見えなくなる病気です。
原因の内皮に障害が起きます。栄養の供給不足を解消しようと新しい血管ができますが、この血管がとても破れやすいため、網膜に出血が起きたり、血の巡りが悪くなることで光が届きにくくなり、視力低下が起きます。

そのため、糖尿病と診断された際には、定期的に検査を行うことが大切です。また、糖尿病の予防と同様に、禁煙やビタミン不足の解消、脂肪分の摂りすぎを防ぐなど、生活習慣の改善が必要です。
もし罹患した場合は、進行段階に応じて治療の方法が異なります。初期は糖尿病の治療と同様、血糖をコントロールします。中期はレーザーで眼底を焼く「レーザー光凝固術」、末期は網膜剥離などの外科治療を行います。

 

自覚症状

目の状態

正常な網膜

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単純網膜症

特になし
・網膜血管がもろくなる
・毛細血管癌
・白斑

増殖前網膜症

特になし
・白斑が多くみられる
・血管が詰まり、酸素欠乏部分がみられる
・静脈が異常に腫れて毛細血管の形が不規則になる

増殖網膜症

・視力が低下する
・黒いものがちらつく
・ものがぶれてみえる
・新生血管が硝子体にみられる
・硝子体出血
・増殖膜の出現
・網膜剥離
・失明に至ることがある

糖尿病網膜症は糖尿病発症から数年経過して発症するといわれています。 かなり進行するまで自覚症状がない場合があるため、増殖網膜症まで進行しないよう、定期的に眼科を受診し、眼底検査を受けるようにしましょう。

加齢黄斑変性症Sge-related macular degeneration

 60歳以上の年齢が高い方に多くみられる、視力低下を引き起こす病気です。物がゆがんで見えたり、視野が暗くなったり、欠けたり、見えづらくなるなどの症状がみられ、最悪の場合、失明の可能性もあります。
 網膜が位置する眼底の真ん中にある黄斑部のくぼみで、そこに破れやすい新しい血管ができることで、網膜が腫れたり、出血を起こすなどして視力が低下します。

糖尿病網膜症

予防のためには、発症のリスクを高めるといわれている、ブルーライトなどの光刺激による網膜へのストレスの軽減、また、紫外線を避けたり、栄養の偏り・喫煙などの生活習慣を改善することも予防につながります。
また、緑黄色野菜に多く含まれる成分、ルテインの効果も注目されています。
もし罹患した場合の治療法として、薬剤を目の中に注射する薬物治療のほか、出血の原因となる新しい血管を弱い出力のレーザー光線で退縮させる光線力学的療法、強い出力のレーザー光線で焼き固める「レーザー光凝固術」などがあります。

当院では、現在最も加齢黄斑変性症に効果があるとされている、目の中に薬物の管内注射を行っておりますのでご相談ください。

抗VEGF療法

眼の中にあるVEGF(血管内皮増殖因子)という物質が新生血管を成長させたり、血液の成分を漏れやすくします。
このVEGFのはたらきを抑えるために眼内に薬剤を注射し、脈絡膜新生血管の成長や血液の成分の漏れを抑えます。


小児眼科Pediatric ophthalmology

小児眼科は、大人がかかる目の疾病とは違ってまだ目の仕組みが完全に発達していない状態での治療となります。子供の視力の発達はだいたい10才くらいまでなので、それまでに子供の目の状態をチェックしながら、視力を伸ばしていくことが大切です。

小児眼科

お子さんの目のチェックポイント

お子さんに、以下のようなしぐさはみられませんか?
なんらかの症状を訴えている可能性がありますので、チェックしてみましょう。

□ 目を細めてものを見ることが多い
□ ものを見るとき、頭を傾ける
□ テレビに近寄って見ている
□ 最近絵本を読む際、すぐに飽きてしまう
□ 昼間に外へ出ると眩しそうに目を細める、または片方の目を強くつぶる
□ よく見える方の目があり、隠すと嫌がる
□ 目がなんとなく寄っているような気がする

主な治療内容

  • 色覚異常
  • 弱視
  • 斜視
  • 睫毛内反症
  • 結膜炎
  • 先天性鼻涙管閉塞
  • 眼瞼下垂
  • 先天性白内障
  • 先天性緑内障
  • 視神経疾患
  • 心因性視覚障害

3歳児眼科健診3-year-old child's eye exam

秋田県では、最近弱視が見逃されるケースがあります。
無治療で視力が低いまま小学校高学年になってしまう事もあるため、早いうちに弱視の検診をすることは特に重要です。

3歳児眼科健診

斜視とは

物を見るときに、片目は正面を向いていても、もう片目が別方向に向いてしまう症状を斜視といいます。片目が正常な位置にあるときに、もう片目が内側に向く症状を内斜視、外側に向く症状を外斜視といいます。


内斜視について

①先天性内斜視
生後6か月以内に発症した内斜視のことを先天性内斜視といいます。 生後1か月以降に発症することがほとんどです。

②調節性内斜視
遠視の矯正眼鏡をかけることで目の向きのずれが調整できる内斜視を調節性内斜視といいます。 1歳半~3歳までに発症することが多いです。


外斜視について

①恒常性外斜視
常に外斜視が出現している状態の斜視です。

②間欠性外斜視
間欠性外斜視とは、外斜視が出現する時としない時の状態が合わさっている状態のことをいいます。